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柳川日誌
2005年04月の日誌

2005.04.23 全日本第2戦 鈴鹿2&4

いや〜イトーさんったらホント速いのネ〜とノッケからぼやいてしまうような展開だった全日本第2戦鈴鹿、さて今回は・・・
今年最初のキャンパーでの長距離移動ということもあり、いつもよりジックリと車の整備とスペアパーツ(国産車では考えられないようなとこが壊れちゃったりするんです、アメ車は)を含めた積み込みをして水曜午後に福岡を出発。ちなみに自宅のある福岡から鈴鹿サーキットまでナビで示される総距離は777キロとナニか良い事ありそうな数字が並ぶ。明けて木曜日午前中には鈴鹿パドックへ1番のりの到着。設営も午前中に終わらせてホット一息ついているところにチームも到着、ピット設営を手伝う。お気づきの方も多いかと思いますが今年は参加チーム全体でピット内の装飾を頑張っていてチームグリーンも今年はひときわ光る新デザインでカッチョいいピットになっている。でもこのパーテーション(パネルで構成されている壁)の組み立てがチョット面倒、今回のレース、2輪はJSBのみの開催だったのだが600のメカニックとライダー大作がお手伝いに来てくれていたのだが最大のお仕事はこのピット設営だったんではないかなと思う。みんなであーだこーだ言いながらもピット設営も無事に終わる。
金曜日の走行1回目、今回は2&4という1日で2輪も4輪もいっしょに観戦できるお得な?イベント。前回の美祢とうってかわってエントリーは70台近くあったため2グループに分かれての走行。午前中は前回美祢から続く車体セットでコースイン、足回りがいまひとつしっくりこない、タイムも12秒前半と平凡なものに終わる。午後は仕様を変えて走行、開始早々11秒に入るも途中赤旗で中断もありタイムを思ったように伸ばせないまま初日は終了、走行後スタッフ全員で対策を考えるといくつかのアイデアが。こんなときにうちのチームのすごいところはみんな物凄くポジティブでそんなみんなに囲まれていると単純な僕は10秒は楽勝、9秒台いや8秒台も狙えるぞと自分の現状をすっかり忘れて夢見るオジサンと化してしまう。でもこういう気持ちの切り替えこそがレースには大事。
迎えた土曜日の予選1回目、レースで使う予定のタイヤでコースイン、タイヤの耐久性を見るために淡々と周回を重ねる、10秒は無理だったのだが11秒前半から中盤で周回を重ねることはできる。午後の2回目の予選では更にタイムアップを狙うべくサスペンションの仕様をさらに変えてコースイン、コース前半のS字区間のタイムを縮めることができるようになったのを確認したところでピットイン。ここは予選用ソフトタイヤで一発タイムを出したいところなのだが決勝用にもう1種類使ったことのないタイヤがあったのでそれをチェックすることに。でも頭はすっかり予選モードになっているせいかコースイン2周目には他車にからみながらも10秒4と自己ベストを大幅に縮めることに成功。その後も10秒台後半から11秒台で周回することができた。普通これだけタイムが上がると走っていても感覚でタイムアップを体感できるというのだが相変わらず何も感じない。それどころか12秒台で走っているときとなんら変わらないので10秒4を示すラップタイマー(マシンに取り付けられているリアルタイムで自分のラップタイムが表示される計測機器)が壊れちゃったか?と思ってしまった。そんな話をメカにすると‘’壊れてるのはアナタですから“と一蹴されてしまった。トップは絶好調を維持する伊藤選手で9秒3。結局7番手で2列目をゲットすることになったのだが去年は3列目や4列目がやっとだったことを思えば良いんじゃないのとチームのみんなでポジティブ?な気持ちで予選が終了。
今回は4輪のレースある関係でパドックにも見知らぬ顔の参加者も多かったのだがうちの子供たちは相変わらずの人見知りのなさと持ち前のズーズーしさ全開であっという間に知り合いを増やしていく、相手していただいた方々にこの場を借りてお礼を、ありがとうございます!土曜の夜は明日のいつもより早めのタイムスケジュールに備え早めの就寝。
迎えた決勝の日曜日、今回は美祢と違いウィーク通して全く雨の心配がないような快晴が続く絶好のコンディション。でも朝のフリー走行では4輪のタイヤカスのせいかグリップがなかなか出ない。そんな中でもなんとか11秒台をマーク。
いよいよ迎えた決勝、スタートはシグナルへの反応もよくクラッチミートした瞬間で最前列に並ぶもそこでもうひと伸びっ!とスケベ根性をだし半クラッチを使用したためウィリーしてしまい結局1コーナーまで順位を上げることはできないまま突入。レース序盤は10秒台をマークしてトップグループにつけ後半勝負になることが予想されるのであまり無理をしないように様子見の走行、チョット慎重に行き過ぎたのか少しづつ離されていくのでペースアップするも他者の転倒や接触でコースアウトしかけたりと中盤を迎えた頃にはすっかりトップにおいていかれ単独の走行に。レース後半はなんだかマシンが不安定な挙動を示すことが多くなってしまいコーナー進入がうまくできない。とにかく完走をと12秒台にまでタイムを落とし終わってみればトップから18秒遅れの5位と不完全燃焼なレースになってしまった。
やっぱり天候に恵まれなかったこのオフシーズン、消化できなかったテストがレースウィークに出てきてしまっているように思う。レースにタラレバはないが初日に予選を走った仕様で挑めれば日曜の結果は変わっていたかも・・・次回はこんなボヤキが出ないようなレースができるようチーム一丸となってテストに励もうと思います。
今回も皆さんの熱い応援ありがとうございました!

2005.04.10 全日本第1戦美祢
長―いオフシーズンも気がつけば終わり05シーズンが開幕しました。本年もレースレポートなんて書いてみようかなと思います。今年もおつきあいをお願いします。

さて本題に入る前にまずはオフの話を少し。
今年はオフから年間を通してK‘sミートというカワサキの新車試乗会に数多く呼んでもらっている。北は札幌、南は福岡まで。たくさんのカワサキユーザーやバイクが好きな人達と直接会えるのでとても楽しい仕事のひとつ。3月には鈴鹿でファン感謝デーがありデモレースにも参加した。なんだか楽しくてやたらとウィーリーしまくり、みんな遠慮がちだったのでオトナゲなくトップでチェッカーを受けた!シーズン中もどこかのイベントに出没すると思うのでみなさん遊びに来てね、っと宣伝終わり!
ご存知のように今年は長年使用してきたタイヤが(僕自身ダンロップ暦13年!)ダンロップからブリヂストンへ履き替えることもあり何しろ走りこみが必要だった。それなのに誰の行いが悪いのか、この冬はやたらとテストで雨や寒さ、時には雪となかなか計画通りにいかなかった。(一度なんて晴れの予報を覆し朝起きるとホテルの前が一面銀世界ってのも経験)そんな中で強行されるテストは路面温度が3度くらいと3周もしないうちにマシンはOKでもライダーの手の感覚がなくなるほど。そういえば世界戦のイギリスラウンドのスーパーポール(予選上位16名で1周だけタイムアタックするあれね)で雪が降ったことがあったっけ。今回はレースウィークじゃない分まだよかったけどね。とにかく寒い寒いテストをチーム一丸となって頑張ったとです!3年前にプロトタイプというインチキなクラスで出場以来の美祢はとにかく走っておきたいところ。2月にようやく最初の走行ができたのだけれど初日は前述したようなコンディションおまけに2日目は雨の中今年初の転倒。そんな中最終的に25秒台で走れたので感触は良好だった。続く鈴鹿での今年初めての4メーカー合同テストでは、張り切りすぎたのか最終コーナーでハイサイド転倒し頭を強打してノビてしまった。コーナーに駆けつけてくれたメカニックに同じ事を繰り返し質問していたようで、そんなライダーを初めてみたそのメカは“柳川選手が壊れた!”と思ったらしい。幸い大きなケガはなく次の日の3周目には前日のベストを更新。ちょうどいい具合にやっぱりどこかコワレタかもしれない!
そして迎えた開幕戦美祢(いよいよ本題!)。今年も去年同様家族でキャンパーにて転戦するので木曜日にサーキット入り。初日の金曜日は35分間のフリー走行が2回。1回目の走行で先日の自己ベストを更新(実はコースイン直後に物凄く怖いトラブルが僕を襲い、寿命が10年縮まった、神様ありがとう!)2回目の走行ではさらにタイムを伸ばしまずまずの出だし。土曜日の予選からはレギュレーションでタイヤは決勝を含めて3本までしか使えない。1回目はまずレースで使う予定のタイヤを履きセッティングを進める。そして2回目の残り10分で新品タイヤに交換。クリアがとれなかったのが残念だったが24秒7をマークして4位。去年JSBに参戦し始めてから初のフロントローを得ることができた。トップからコンマ3秒ほど差があったけど、レース用のタイヤでもアベレージでは良いタイムで走れていたので決勝に自信をもって挑めるぞ!て感じで終えることができた。
その予選日の4月2日は僕の奥さんの誕生日だったので美祢市内のレストランへ出かけた。開幕戦だし調子も良かったりで、どこかしら緊張し落ち着かない気持ちが、家族みんなで楽しい夕食をとることでリラックスできた。
日曜の朝を迎えると・・・・なんと雨が。折角のドライでのセッティングが無駄になってしまうとブルーな気持ちに。でも雨はみんなに平等に降ってるわけで、状況は誰も同じだからブルーになってもしょうがないんだけどね。ここ美祢は地元に近いこともありたくさんの友人やパパ仲間が応援に来てくれ楽しいオシャベリなどしていると時折陽が差し路面もドライへ。600のレースでずれたタイムスケジュールでグリッドに並んだのは3時。1コーナーの向こうに見える空は真っ黒でイヤ~な予感がしながらいよいよレーススタート!今年もロケットスタートを切ることに成功し1コーナーにホールショットで入っていくといきなりタイヤがズルっ。タイヤの温まりが充分ではないようなのでここは安全に行こうと思っていると、左右からバシューンッと抜かれまくりあっという間にトップから置いていかれてしまう。待てーッと2コーナーに向けブレーキをはじめた瞬間に“ドカンッ”と後方から衝撃!勢いあまって外側にいた選手を巻き込みながらコースアウトしかけるもなんとかコースにとどまることができた。(亀谷選手ごめんなさい、でもオレが悪いんじゃないのよ〜)そんなに遅いのかオレは!と自問自答して3コーナーを見ると中冨選手がバイクと一緒に激しく転倒。こんな具合で05シーズンは大荒れの始まりだった。最終コーナーを立ち上がるとなんだかエンジンがいつもの感じではない。どうやら先ほどの接触でマフラーが潰れてしまったらしい。ピットインして修理することイコール上位入賞は無理ということになるのでここはいけるとこまで頑張ってあとはだまして走ることに。するとさっきの衝撃でヘルメットの中に小石?が入り、僕が動くたびに目の前でコロコロ跳ね回ってる!こりゃもう行くしかないと気合を入れてペースアップ、前を走る1台1台をパスして気がつけば2番手に。さあートップは誰だと前を見るとバイクではなくシールド越しに見えるのは曇り空に雨粒・・ダークスモークのシールドでスタートしていた僕は半べそかきそうになりながら、すんごい目を見開いて路面を探りつつペースをなんとか保てるように走行。でも1周目の追突でラップタイマー(車体に取り付けられたもので自分のラップタイムがコントロールライン通過時にリアルタイムで表示される)が壊れてしまい自分がどれくらいのペースで走っているか分からない。もちろんこんなときはチームがサインボードでいろいろな情報を教えてくれるのだが、スタート前に今日は前との差だけ出してと念押しして言っちゃったもんだからさあ大変。周回を重ねるにつれ霧雨だった空模様も時折大きな雨粒がシールドに当たり始めた。1000ccのマシンでストレートを6速全開で速度は270キロくらい、タイヤはスリック。スクリーンに当たる雨粒が大きくなる中の走行を想像してみてください、オッカナイでしょ。雨粒が大きくなるとさすがにあちらこちらのコーナーでイエローフラッグ(前方で事故発生のサイン)が振られ転倒者が。最終コーナーではダートから戻ってくる1台のマシンが見えた。そうそれはトップ走行中の伊藤選手だった。チャーンスと仕掛けようかと思ったところで赤旗が振られてる。今頃出しちゃうのかよー!と叫ぶのも空しく結局レースは中断、規定周回数をクリアしているとの事でそのままレース成立。結局2位で開幕戦を終えることになった。観戦していた方は淡々とぐるぐる走ってる様に見えるその内側ではドタバタ喜劇、いやドタバダ劇が繰り広げられていたのだ!それを思えば転ばずにチェッカーを受けられただけでも今回は良しとしよう。レース後、追突で破損したシートカウルからは誰かのクラッチレバーが出てきた・・・ぶつかった人取りに来てください。
今回も美祢まで足を運んでくれた皆さん本当に寒い中応援ありがとうございました!次の鈴鹿も全力で頑張りまーす!

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